『悪魔の手毬唄』写真

(c)東映

2月21日(水) 〜 27日(火)

悪魔の手毬唄

1961年(S36)/東映東京/白黒/84分

■監督・脚本:渡辺邦男/脚本:結束信二/原作:横溝正史/撮影:渡辺孝/音楽:山田栄一 ■出演:高倉健、志村妙子、小野透、石黒達也、北原しげみ

流行歌手の和泉須磨子が、帰郷の途上、何者かによって惨殺される。死体の傍らのトランジスタ・ラジオからは彼女の新曲「鬼首村手毬唄」が流れていた。横溝正史の原作を高倉健の金田一で映画化。

『不連続殺人事件』写真

(c)東宝

2月25日(日) 〜 3月3日(土)

不連続殺人事件

1977年(S52)/タツミキカク、ATG/カラー/140分

■監督・脚本:曾根中生/脚本:大和屋竺、田中陽造、荒井晴彦/原作:坂口安吾 ■出演:田村高廣、瑳川哲朗、夏純子、宮下順子、小坂一也、内田裕也

ある夏、山奥の豪邸に集まった総勢二十九人の男と女たち。奇人変人揃いの異常な状況のなか、奇怪な殺人事件が次々に起こり、やがて彼らのあいだの隠された愛憎関係があらわになっていく。

『黒い乳房』写真

(c)国際放映

2月25日(日) 〜 3月3日(土)

黒い乳房

1960年(S35)/新東宝/白黒/78分

■監督:土居通芳/脚本:杉本彰/撮影:森田守/美術:加藤雅俊/音楽:松村禎三 ■出演:小畑絹子、池内淳子、川喜多雄二、高宮敬二、菅原文太

キャバレー勤めの桂子と看護婦の芳子は美貌の姉妹。母の死をきっかけに、二人が異父姉妹で、妹・芳子の父は大会社の社長であることが明かされる。それを知った姉・桂子は…。

『その壁を砕け』写真

(c)日活

2月28日(水) 〜 3月6日(火)

その壁を砕け

1959年(S34)/日活/白黒/100分

■監督:中平康/脚本:新藤兼人/撮影:姫田真佐久/音楽:伊福部昭 ■出演:長門裕之、小高雄二、芦川いづみ、渡辺美佐子、清水将夫

強盗殺人犯に擬せられ拘留された自動車修理工の無実を証明するため、美しき婚約者と正義派弁護士、そして若き刑事が奔走する─。冤罪事件を題材とした傑作サスペンス。

『悪魔が呼んでいる』写真

(c)東宝

2月28日(水) 〜 3月6日(火)

悪魔が呼んでいる

1970年(S45)/東宝/カラー/76分

■監督:山本迪夫/脚本:小川英/原作:角田喜久雄/撮影:原一民/音楽:真鍋理一郎 ■出演:酒井和歌子、新克利、藤木孝、大滝秀治、北林谷栄

ユリはある日突然会社を解雇され、恋人から理由もなしに絶好を言い渡された。その後も次々と不可解な事件が起こり、恐怖におののくユリ。やがて事件の背後にあった作為が判明する…。

3月4日(日) 〜 10日(土)

嫉妬

1971年(S46)/松竹/カラー/97分

■監督・脚本:貞永方久/脚本:成田孝雄/原作:藤本義一/撮影:加藤正幸/音楽:池野成 ■出演:岩下志麻、浅丘ルリ子、細川俊之、槇摩耶、南原宏治

夫がクラブのママと心中。しかし女は生き残り、夫だけが死んでしまった。妻は嫉妬心に苛まれた末、夫を死に導いた女の店でホステスとして働きはじめる…。岩下志麻、浅丘ルリ子の女優対決がみもの。

3月4日(日) 〜 10日(土)

死者との結婚

1960年(S35)/松竹大船/白黒/96分

■監督・脚本:高橋治/脚本:田村孟/原作:ウィリアム・アイリッシュ/撮影:川又昂 ■出演:小山明子、渡辺文雄、東山千栄子、斎藤達雄、瞳麗子、高野真二

夜の海をゆく汽船。死を覚悟で甲板にたつ一人の女。だが船が事故に遭遇し、気がついた時には、名家の新妻としてベッドに横たわっていた─。ウィリアム・アイリッシュの推理小説を翻案し、映画化したもの。

『女の中にいる他人』写真

(c)東宝

3月7日(水) 〜 13日(火)

女の中にいる他人

1966年(S41)/東宝/白黒/102分

■監督:成瀬巳喜男/脚本:井手俊郎/原作:エドワード・アタイヤ/撮影:福沢康道/音楽:林光 ■出演:小林桂樹、新珠三千代、草笛光子、三橋達也、若林映子

E・アタイヤの小説『細い線』を翻案した成瀬巳喜男監督の心理サスペンス。夫の犯罪を知った妻が最後にくだす衝撃の決断とは─。成瀬の緻密で緊張感に溢れる演出が秀逸。