10月19日(日) 〜25日(土)

犯罪6号地

1960年(S35)/大映東京/白黒/79分

『犯罪6号地』写真

©1960 KADOKAWA

■監督:村山三男/脚本:阿部桂一/撮影:村井博/美術:高橋康一/音楽:浜口庫之助
■出演:高松英郎、仁木多鶴子、友田輝、野口啓二、若松和子、市田ひろみ、吉野妙子、見明凡太朗、石井竜一、早川雄三

埋立地の石炭山で起きた射殺事件。判定された新型消音銃から、密輸関係の聞込み捜査が始まった。しかし当局の動きをあざ笑うかのように、第二、第三の犠牲者が──。三つの惨死体を追って暗黒街に挑む刑事魂を描いた活劇篇。

10月22日(水) 〜28日(火)

黒の商標(トレードマーク)

1963年(S38)/大映東京/白黒/79分

『黒の商標(トレードマーク)』写真

©1963 KADOKAWA

■監督:弓削太郎/原作:邦光史郎/脚本:長谷川公之/撮影:石田博/美術:後藤岱二郎/音楽:池野成
■出演:宇津井健、藤由紀子、高松英郎、江波杏子、三島雅夫、浜村純、早川雄三、夏木章、谷謙一、南方伸夫、伊東光一

邦光史郎の『仮面の商標』を映画化した大映“黒”シリーズの一本。トレードマークに仕組まれた巧妙なからくり──。宇津井健扮する企業マンが、スーパーマーケットでの安売りの罠とそこで起こった殺人事件の究明に挑む。

10月22日(水) 〜28日(火)

雨は知っていた

1971年(S46)/東宝/カラー/84分

『雨は知っていた』写真

©TOHO CO.,LTD.

■監督:山本迪夫/脚本:石松愛弘、長野洋/撮影:鷲尾馨/美術:育野重一/音楽:佐藤勝
■出演:鳥居恵子、南風洋子、黒沢年男、山内明、滝沢修、米倉斉加年、清水将夫、宮阪将嘉、下條正巳、大滝秀治

雨の日に突然姿を消してしまった母親。やがて母の愛人であった男が死体となって発見された──。突如殺人犯に仕立てられた母の無実を晴らすため、ヒロイン・鳥居恵子が身を危険にさらしながら奔走するサスペンス映画。

10月26日(日) 〜11月1日(土)

かげろう

1969年(S44)/近代映画協会/白黒/103分

『かげろう』写真

©1969 松竹株式会社

■監督・脚本:新藤兼人/脚本:関功/撮影:黒田清己/美術:井川徳道/音楽:林光
■出演:乙羽信子、戸浦六宏、伊丹十三、殿山泰司、富山真沙子、吉沢健、草野大悟、観世栄夫、菅井一郎、小沢栄太郎、宇野重吉

尾道のバーのマダム・乙羽信子が殺された。警察は緊急捜査班を編成し奇怪な事件の解明に着手、やがて彼女の怨念に満ちた過去が浮き彫りになる──。瀬戸内海の美しい風景のなかに、情念と悲劇のドラマが繰り広げられる。 

10月26日(日) 〜11月1日(土)

警視庁物語 遺留品なし

1959年(S34)/東映東京/白黒/67分

『警視庁物語 遺留品なし』写真

©東映

■監督:村山新治/脚本:長谷川公之/撮影:佐藤三郎/美術:北川弘/音楽:富田勲
■出演:松本克平、神田隆、堀雄二、南廣、花澤徳衛、山本麟一、須藤健、佐原広二、片山滉、北峰有二、藤里まゆみ、長谷部健

とあるアパートの一室で起こった電話交換嬢の殺害事件。警視庁捜査一課の面々は、被害者の背景を調べあげながら着実に犯人像を絞っていく──。日本の刑事ドラマの原点、長きにわたってシリーズ化された「警視庁物語」の第十一作。

10月29日(水) 〜11月4日(火)

ある関係

1962年(S37)/大映東京/白黒/78分

『ある関係』写真

©1962 KADOKAWA

■監督・脚本:木村恵吾/原作:佐野洋/撮影:石田博/美術:柴田篤二/音楽:阿部保夫
■出演:船越英二、淡島千景、三木裕子、渋沢詩子、山岡久乃、倉田マユミ、南美江、菅井一郎、松村達雄、大宮敏充

佐野洋『不運な旅館』を木村恵吾が脚色・監督。ある夫婦とその情人の間に起こる愛欲と殺意の葛藤をサスペンスフルに描いた野心作。自動車設計技師夫婦に船越英二、淡島千景が共演し、技師の愛人に三木裕子が抜擢されている。

10月29日(水) 〜11月4日(火)

人間狩り

1962年(S37)/日活/白黒/90分

『人間狩り』写真

©日活

■監督:松尾昭典/原作・脚本:星川清司/撮影:岩佐一泉/美術:中村公彦/音楽:鏑木創
■出演:長門裕之、渡辺美佐子、大坂志郎、中原早苗、伊藤孝雄、高野由美、梅野泰靖、北林谷栄、小沢栄太郎

時効寸前の殺人犯を捕えるべく、敏腕刑事・長門裕之は異常な執念を燃やす──。主人公の暗い過去、恋人との軋轢、そして犯人とその家族の葛藤…。職人的手腕で日活全盛時代を支えた松尾昭典監督の傑作刑事ドラマ。

11月2日(日) 〜8日(土)

恐怖の時間

1964年(S39)/東宝/白黒/88分

『恐怖の時間』写真

©TOHO CO.,LTD.

■監督:岩内克己/原作:エド・マクベイン/脚本:山田信夫/撮影:飯村正/美術:育野重一/音楽:別宮貞夫
■出演:山崎努、加山雄三、星由里子、黒部進、土屋嘉男、佐田豊、志村喬、田村奈巳、小林哲子

刑事の誤射で恋人を失った男が、ピストルとニトログリセリンを携えて警察に篭城──。エド・マクベインの87分署シリーズ『殺意の楔』を原作に、仇の帰りを待つ男VS刑事たちの熾烈な心理闘争を描いた密室サスペンス劇。

11月2日(日) 〜8日(土)

殺(バラ)すまで追え 新宿25時

1969年(S44)/松竹/白黒/91分

『殺(バラ)すまで追え 新宿25時』写真

©1969 松竹株式会社

■監督・脚本:長谷和夫/脚本:宮川一郎/撮影:丸山恵司/美術:梅田千代夫/音楽:鏑木創
■出演:天知茂、佐藤允、川津祐介、香山美子、園江梨子、原知佐子、広川太一郎、高野真二、富山真沙子、青江三奈

同僚の刑事が死亡。未亡人の証言や周囲の状況から自殺に間違いないと思われたが、主人公だけは彼の死を不審に思い、上司の命令も聞かずに真実をあばこうとする──。天知茂が持ち前のハードボイルド的魅力を発揮したアクション篇。