11月5日(水) 〜11日(火)

夜の罠

1967年(S42)/大映東京/白黒/86分

『夜の罠』写真

©1967 KADOKAWA

■監督:富本壮吉/原作:コーネル・ウールリッチ/脚本:舟橋和郎/撮影:小原譲治/美術:間野重雄/音楽:池野成
■出演:若尾文子、船越英二、南原宏治、高橋昌也、成瀬昌彦、早川雄三、上野山功一、夏木章

愛人殺しの容疑者となった夫の無実を晴らすため、ヒロインは真犯人の追求に乗り出す──。原作はコーネル・ウールリッチの推理小説『黒い天使』。ミステリ好きとして知られる若尾文子が、危険な探偵行為に身を投じる美貌の人妻を熱演。

11月5日(水) 〜11日(火)

犯行現場

1960年(S35)/大映東京/白黒/78分

『犯行現場』写真

©1960 KADOKAWA

■監督:阿部毅/脚本:阿部桂一/撮影:宗川信夫/美術:下河原友雄/音楽:池野成
■出演:高松英郎、友田輝、弓恵子、岸正子、六本木真、倉田マユミ、村上不二夫、三保まりこ、藤山浩二、土方孝哉、伊東光一

キャバレーの女給殺しに端を発した連続殺人事件。しかし容疑者少年のアリバイは白、捜査は難航する。少年犯罪を追う不屈の刑事魂が、恐るべき殺人組織をあばいていく──。高松英郎が敏腕刑事に扮した推理アクション。

11月9日(日) 〜15日(土)

新幹線大爆破

1975年(S50)/東映東京/カラー/152分

『新幹線大爆破』写真

©東映

■監督・脚本:佐藤純彌/脚本:小野竜之助/撮影:飯村雅彦/美術:中村修一郎/音楽:青山八郎
■出演:高倉健、宇津井健、千葉真一、山本圭、織田あきら、竜雷太、郷鍈治、田中邦衛、丹波哲郎、志村喬、志穂美悦子

新幹線ひかり109号が爆弾を仕掛けられたまま発車した!爆破グループの緻密な犯行と大捜査陣の執念の追跡──。犯人と警察当局・国鉄とのスリリングな駆け引き、そして乗客乗員らのパニックが終盤まで続くノンストップ・サスペンス。

11月9日(日) 〜15日(土)

密会

1959年(S34)/日活/白黒/72分

『密会』写真

©日活

■監督・脚本:中平康/原作:吉村昭/撮影:山崎善弘/美術:松山崇/音楽:黛敏郎
■出演:桂木洋子、伊藤孝雄、宮口精二、細川ちか子、峰品子、千代侑子、鈴木瑞穂、高野誠二郎、新井麗子、花村典克

大学教授の妻でありながら、夫の教え子との不倫愛に溺れるヒロイン。だが、逢引き中に強盗殺人を目撃したことから、二人の歯車は狂い始める──。保身の沈黙か、破滅の告白か?無駄のない、ひきしまった演出がみごとな心理サスペンス。

11月12日(水) 〜18日(火)

黒の駐車場

1963年(S38)/大映東京/白黒/85分

『黒の駐車場』写真

©1963 KADOKAWA

■監督:弓削太郎/原作:黒岩重吾/脚本:星川清司、石松愛弘/撮影:石田博/美術:仲美喜雄/音楽:池野成
■出演:田宮二郎、藤由紀子、中田康子、小沢栄太郎、千波丈太郎、加茂良子、穂高のり子、仲村隆、松村達雄

人気の“黒”シリーズ、今度の舞台は製薬業界。新薬発表にからんで暗躍する産業スパイ、殺し屋、下請けを犠牲にしてのしあがる大資本家ら──。黒岩重吾のベストセラー『廃墟の唇』を原作に、恐怖の謀略合戦を描いた異色スリラー。

11月12日(水) 〜18日(火)

夜が崩れた

1978年(S53)/松竹/カラー/93分

『夜が崩れた』写真

©1978 松竹株式会社

■監督・脚本:貞永方久/原作:結城昌治/脚本:田坂啓/撮影:川又 /美術:芳野尹孝/音楽:佐藤勝
■出演:勝野洋、桃井かおり、原田芳雄、夏八木勲、吉行和子、夏桂子、石井富子、福田豊土、草薙幸二郎

結城昌治『刑事』の映画化。孤児同然に生きてきたヤクザな兄・原田芳雄、その妹・桃井かおり。彼女を愛する正義感の強い刑事・勝野洋。この三人が悲しい運命に翻弄されながらも、強く激しく、愛し憎しみあう姿を描いたもの。

11月16日(日) 〜22日(土)

一万三千人の容疑者

1966年(S41)/東映東京/白黒/88分

『一万三千人の容疑者』写真

©東映

■監督:関川秀雄/原作:堀隆次/脚本:長谷川公之/撮影:飯村雅彦/美術:中村修一郎/音楽:伊福部昭
■出演:芦田伸介、小山明子、市原悦子、岸輝子、村瀬幸子、井川比佐志、松本克平、織本順吉

幼児誘拐事件の犯人が五十万円の身代金を要求。金はまんまと奪われ、人質も帰ってこなかった──。戦後最大の誘拐事件「吉展ちゃん事件」をもとにした誘拐サスペンス劇。二年三ヶ月もの長きにわたって捜査にあたった刑事の苦闘が描かれる。

11月16日(日) 〜22日(土)

黒の凶器

1964年(S39)/大映京都/白黒/89分

『黒の凶器』写真

©1964 KADOKAWA

■監督:井上昭/原作:梶山季之/脚本:舟橋和郎、小滝光郎/撮影:森田富士郎/美術:柴田篤二/音楽:大塚善章
■出演:田宮二郎、浜田ゆう子、仁木多鶴子、金子信雄、根上淳、島田竜三、石黒達也、若松和子

企業機密を洩らしたという容疑である日突然解雇された男が、会社と裏切った女に復讐を仕掛ける──。“黒”を冠したスリラーアクション・シリーズの第九作では、家電業界を舞台にした産業スパイ合戦が描かれる。

11月19日(水) 〜22日(土)

みな殺しの霊歌

1968年(S43)/松竹/白黒/91分

『みな殺しの霊歌』写真

©1968 松竹株式会社

■監督・構成:加藤泰/原案:広見ただし/構成:山田洋次/脚本:三村晴彦/撮影:丸山恵司/美術:森田郷平/音楽:鏑木創
■出演:佐藤允、倍賞千恵子、中原早苗、応蘭芳、沢淑子、菅井きん、松村達雄、角梨枝子

加藤泰監督作品としては唯一の現代劇。佐藤允扮する主人公青年が五人の有閑マダムを次々と惨殺していく。なぜ、彼はむごい殺しを繰り返すのか──。徹底的につくりこまれたモノクロームの画面に展開される衝撃。