上映スケジュール | ラピュタ阿佐ヶ谷
8月2日(水) 〜8日(火)
©日活
1966年(S41)/カラー/90分
■監督:斎藤武市/原作:京都伸夫/脚本:三木克巳/撮影:萩原憲治/美術:坂口武玄/音楽:小杉太一郎 ■出演:吉永小百合、松原智恵子、浜田光夫、浜川智子、小園蓉子、香月美奈子、藤村有弘、原泉、北竜二
京都伸夫原作の明朗篇『青春のお通り』の第二作。勝手に失恋したと決め込んで傷心旅行に出てみたり、実姉の赤ちゃん置き去りで大騒ぎになってしまったり……ハリキリ現代っ娘・吉永小百合が笑いあり涙ありの奮闘を繰り広げる。 ▲
上映スケジュール
8月6日(日) 〜12日(土)
1960年(S35)/カラー/88分
■監督:舛田利雄/原作:石原慎太郎/脚本:山田信夫/撮影:山崎善弘/美術:松山崇/音楽:黛敏郎 ■出演:石原裕次郎、北原三枝、芦川いづみ、小高雄二、笹森礼子、和田悦子、大坂志郎、滝沢修、清水将夫
家業を嫌って大学へ進んだやくざの跡取りが、同じような悩み、目的をもつ料亭の娘と知りあう──。様々な経験を経て人生の痛みを知り、成長していく若者に快男児・石原裕次郎。兄慎太郎が描き、弟が演じる青春激情篇。 ▲
1963年(S38)/白黒/99分
■監督:西村昭五郎/原作:寺内大吉/脚本:大西信行/撮影:永塚一栄/美術:大鶴泰弘/音楽:黛敏郎 ■出演:小沢昭一、伊藤アイコ、南田洋子、加藤嘉、高橋昌也、高原駿雄、加藤武、武智豊子、渡辺美佐子
競輪に狂って寺を失い、なお競輪を捨てきれず、予想屋となって辻説法する破戒僧のふてぶてしい生き様をユーモラスに描いた大快作。原作は作家・スポーツ評論家にして浄土宗の僧侶でもあった寺内大吉の小説『競輪上人随聞記』。 ▲
8月9日(水) 〜15日(火)
1964年(S39)/白黒/84分
■監督:前田満州夫/原作:寺内大吉/脚本:森川英太郎、田村孟/撮影:間宮義雄/美術:佐谷晃能/音楽:伊部晴美 ■出演:渡辺美佐子、川地民夫、藤村有弘、二本柳寛、結城美栄子、上月左知子、木浦佑三
愛人の競輪選手に賭け続けるやくざの女房。ギラギラと燃える女の執念に、それまで無気力な生活を送っていた中年サラリーマンもひきずられていく──。松竹ヌーヴェルヴァーグの森川英太郎&田村孟が脚本を手掛けた異色の風俗ドラマ。 ▲
1964年(S39)/白黒/116分
■監督:中平康/原作:榛葉英治/脚本:成澤昌茂/撮影:山崎善弘/美術:大鶴泰弘/音楽:黛敏郎 ■出演:仲谷昇、稲野和子、北村和夫、楠侑子、沢村貞子、川地民夫、下條正巳、小池朝雄、神山繁、加藤武
英文学者のインテリ夫と、乾いた心を他の男性との肉体関係で満たす妻──。榛葉英治『渦』を原作に、理解しあえぬままずるずるとつながっていく男女の間柄を戦前戦後の流れのなかで描く。中平康監督の“性のミューズ”稲野和子が鮮烈。 ▲
8月13日(日) 〜19日(土)
1968年(S43)/カラー/106分
■監督:吉田憲二/原作:伊藤桂一/脚本:千葉茂樹/撮影:萩原憲治/美術:川原資三/音楽:真鍋理一郎 ■出演:樫山文枝、勝呂誉、芦川いづみ、宇野重吉、二木てるみ、浜村純、下條正巳、嵯峨善兵、浦辺粂子
高知県の離島に派遣された実在の保健婦・荒木初子さんの献身的な活動を描いた珠玉篇。保健衛生医療の普及と向上のため昼夜を分かたず働くヒロインに樫山文枝が扮し、さわやかな感動を呼ぶ。原作は伊藤桂一『「沖ノ島」よ 私の愛と献身を』。 ▲
1968年(S43)/カラー/109分
■監督:舛田利雄/原作:五木寛之/脚本:池上金男/撮影:高村倉太郎/美術:木村威夫/音楽:伊部晴美 ■出演:渡哲也、松原智恵子、水前寺清子、佐藤慶、芦田伸介、藤竜也、清水将夫、山内明、青木義朗
五木寛之『艶歌』の映画化。六〇年代の音楽業界を舞台に歌手の売り込みに奔走する人々の姿を情感を込めて描いたもの。クラウン・レコードの全面協力により、水前寺清子、団次郎、青山ミチ、美川憲一など歌謡シーンもふんだん。 ▲
8月16日(水) 〜19日(土)
1970年(S45)/カラー/89分
■監督・脚本:藤田敏八/原作:立原正秋/脚本:来栖三郎/撮影:萩原憲治/美術:柳生一夫/音楽:稲垣次郎 ■出演:地井武男、石橋正次、梶芽衣子、松原智恵子、南田洋子、江原真二郎、小松方正、伊丹十三
かつて非行少年だった家庭教師と、反抗を繰り返す男子高校生を描いた異色の青春ドラマ。原作は立原正秋の『春の死』で、石橋正次が主人公の少年役に起用され鮮烈デビュー。硬質の青春を感じさせる好篇である。 ▲
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