ラピュタアニメーションフェスティバル2003 : ラピュタ阿佐ヶ谷


































Aプログラム

霧につつまれたハリネズミ
ユーリ・ノルシュテイン
[1975 ソ連 10分 カラー 1位]
これこそまさに詩であろう。すばらしい詩は、そこに刻まれた、どの言葉も別な言葉に置き換えられない。そんな詩には音楽が聞こえてくる。映像も見えてくる。果てしない思いを込めることもできる…(児島宏子)
霧につつまれたハリネズミ

ストリート
キャロライン・リーフ
[1976 カナダ 10分 カラー 48位]
ユダヤ街のある家族に死期近い祖母が居て、祖母を見つめる同居少年の情景を女性作家の繊細な感情で淡々と描く。少年は自分の部屋が祖母の病室となる不満で祖母の死にも悲しみの感情を表わさない…(渡辺泰)
ストリート

煙突屋ぺロー
田中喜次
[1930 日本 21分 モノクロ 463位]
原作、脚色、演出を担当したのが当時23歳、後に電通映画社映画部長の田中喜次。プロレタリア同盟の依頼により制作。1930年、昭和5年に反戦を真っ向から訴えた影絵アニメ。制作は京都のアマチュア映画グループ・童映社。(CB)
煙突屋ペロー

火宅
川本喜八郎
[1979 日本 19分 カラー 65位]
『道成寺』より数年後…人形はさらに洗練を加え、無駄のない動きをより美しく見せている。とにかく完成度が高いというのはこういう作品を指す言葉なんだろう。さらに深みを増しているのは物語の陰影の濃さ…(浅野優子)
火宅

ナイト・エンジェル
ブジェチスラフ・ポヤル&ジャック・ドゥルーアン
[1986 チェコスロヴァキア 19分 カラー 214位]
アレクセイエフを創始者とするピンスクリーン技法のただひとりの継承者ドゥルーアン(NFB)と人形アニメのポヤルの技法を合体。従来は白黒画面しかつくることのできなかったピンスクリーン技法のカラー化に注目したい。(CB)
ナイト・エンジェル

飢餓
ピーター・フォルデス
[1977 カナダ 11分 カラー 207位]
1974年アカデミー賞に輝いたコンピュータ・アニメーションの不滅の名作。裕福な国と貧困な国の“飢え”について描く。控えめに食べ始めた男がしだいに貪欲になり、果てしなき食べ物への欲望を満たしていく…。(CB)
飢餓

コーヒーブレイク
古川タク
[1977 日本 3分 カラー 87位]
空中に舞うさまざまなフラグメント、真空の中を漂うような幻惑の光景。それは私たちが暮らす日常の中に出現した一瞬悪夢のような映像のフラッシュバックであり、まぶしい光の中で見る白昼夢のようです。(森山朋絵)
コーヒーブレイク

上映スケジュール