ラピュタアニメーションフェスティバル2003 : ラピュタ阿佐ヶ谷


































Fプログラム

つぐみ
ノーマン・マクラレン
[1958 カナダ 4分 カラー 237位]
カナダNFB(国立映画制作局)の映像詩人マクラレンは一コマのフィルムに愛情をこめた。黒バックに白いリングと白い棒で小鳥を表現。シャンソンのリズムで小鳥がとびはねる。(渡辺泰)
つぐみ

雌牛
アレクサンドル・ぺトロフ
[1989 ソ連 10分 カラー 103位]
名画の前に佇むと、その誰もが夢想する、その絵画の前後する物語を。ぺトロフはその誰もが夢想したことをさりげなくやってみせてくれた。これはアニメーション史を超えて美術史の範疇にでに深く刻まれる作品だ。(才谷遼)
雌牛

道成寺
川本喜八郎
[1976 日本 19分 カラー 25位]
人を好きになった時の恋焦がれてどこまでも想ってしまう切なさと人に裏切られたと思った時の哀しみと愛憎。そんな想いが、人形の顔のライトアップのみで一瞬に表されてしまう。(守田法子)
道成寺

砂の城
コ・ホードマン
[1977 カナダ 13分 カラー 44位]
物語も一見平坦に見えますが、砂から生まれた生き物が、ラスト、風とともに砂に埋もれて消えていく無情感が、お城が完成した中盤の楽しい盛り上がりとの対比で、切なさを増しています。(山村浩二)
砂の城

バンビ、ゴジラに会う
マーヴ・ニューランド
[1969 カナダ 1分 カラー 322位]
映画祭以来の日本初上映!?ニューランド監督自らが上映を快諾。話の内容は読んで字のごとく。あのバンビが登場したかと思うと、あのゴジラの足があらわれ、バンビを…。あまりにも短く、あまりにも衝撃の1分間を見逃すな!(CB)
バンビ、ゴジラに会う

水玉の幻想
カレル・ゼーマン
[1948 チェコスロヴァキア 12分 カラー 56位]
イジー・トルンカと並ぶ巨匠ゼーマンの、小品ながら美しい佳作。これを見てアニメに目覚めた人も多いと思う。チェコの伝統芸能ボヘミアン・グラスは、光のあたり方でこの世のものとも思われぬ美しいきらめきを見せる。(三木宮彦)
水玉の幻想

話の話
ユーリ・ノルシュテイン
[1979 ソ連 29分 カラー 2位]
ゆっくりと心の中に刻まれ、現実を生きる人々に生きる活力をじわじわと与え続ける。深い悲しみにも耐え得るしなやかでねばり強い心を育ててくれる。それがいい作品なのだ。(江川達也)
話の話

上映スケジュール